300円でできる!本みりんを使用した硝酸塩・リン酸値減少方法

こんにちは。ジョージです。

以前から記事に書いているとおり我が家のメイン水槽はリン酸値が高めでした。

アンモニアとか硝酸塩・亜硝酸はほとんど検出されないんですが、リン酸値だけは高めなのです。

うちのメイン水槽は過密気味なので餌の量が多いのが原因だと思うのですが、なんとかリン酸値が下がらないかといろいろ試行錯誤を繰り返しました。

吸着剤を使ったり、鉄くぎを入れたり・・・・

しかし我が水槽では効果が小さかったです。

おそらくリン酸値が高すぎたんでしょうね。

今回は、何とかリン酸値を下げるための第三の方法として本みりんを添加したところ、思いのほかリン酸値が下がったのでその方法について紹介します。

この方法は夜明けのサンゴTVさんで紹介されていたものを参考にしました。

みりん添加によるリン酸除去方法とは

本みりん添加によるリン酸除去方法とは、炭素源添加による栄養塩除去の一種です。

炭素源とはどのような細胞を培養する場合においても最も重要な栄養源です。

マリンアクアリウムにおいての炭素源は、硝化作用をもつバクテリアの栄養源のことになります。

栄養源を添加することで、水槽内のバクテリアを激増させて硝化作用を向上させ、その硝化過程でバクテリアにリン酸を消費させるというものです。

そしてバクテリアにリン酸を抱えさせたままスキマーで水槽外に排出してしまおうという除去方法です。

この方法を用いた商品が、レッドシーのNO3:PO4-Xという商品です

この商品の成分は、本みりんに近いものだそうです。


そもそもアンモニアや硝酸塩とは

魚の餌や排泄物、生体の死骸なんかはタンパク質成分が含まれています。

このタンパク質は、バクテリアによる分解過程でアンモニア(魚にとってはかなり毒)→亜硝酸(まぁまぁの毒)→硝酸塩(弱毒)と形を変えていきます。

硝酸塩になると毒は弱くなりますが、それでも無毒にはならないので水替えをして水槽外に排出する必要があります。

本みりん添加によるリン酸除去方法のメリット・デメリット

メリット

  • 低価格で硝酸塩・リン酸値を減少させることができる
  • 水質検査薬と併用することで水質をコントロールできる

デメリット

  • プロテインスキマーがないと使用できない
  • 酸欠を引き起こす可能性がある
  • 脱窒細菌以外の細菌が増殖する可能性がある

用意するもの

この方法は、バクテリアは排出するためにプロテインスキマーが必須です。

既に使用されている方は、そのままの使用で大丈夫ですが、設置されていない方は必ず設置しましょう!

スキマー以外は、本みりんと添加量を計測できるスポイドが有れば十分です。

本みりん

スーパーで売っている本みりんを用意しましょう。

銘柄によって大差はないと思いますが、我が家では夜明けのサンゴTVさんでおススメされていたイオンの本みりんを使用してます。

1リットル容量で価格は300円以下で購入できました。

間違ってもみりん風味とかみりんタイプの調味料は使わないで下さい。

全く成分が違いますし、栄養塩を減少させるどころか増やしてしまいます。

スポイド・シリンジ

添加量が図れるものであれば何でも構いません。

5ミリリットルくらいの分量が図れるものであれば、100円均一等で販売されているスポイドで十分です。

プロテインスキマー


バクテリア及びリン酸塩を水槽外に排出するためにプロテインスキマーが必須です。

エアリフト式のものでも効果はありますが、能力の高いベンチュリー式の方が効果が高いので、可能であればベンチュリー式のスキマーを使用しましょう。

またこの方法は、バクテリアが大量に酸素を消費するため酸欠になってしまいます。

酸欠を防ぐためにもプロテインスキマーが必要です。

添加量・方法

添加方法は、本みりんをシリンジで吸って水槽に注入するだけです。

本みりんが拡散されやすいので水流ポンプの近くに投入した方がいいです。

添加量については、水槽によって異なりますので明確な規定量は決まっていません。

我が家の水槽では、約180リットルの水量に対して毎日3㎖の添加から始め、リン酸値が下がりが小さかったので最終的には1日に10㎖添加していました。

10㎖の添加を続けると栄養塩が減少しすぎてマメスナの調子が悪くなったので、現在では毎日5㎖の添加で落ち着いています。

注意点

この本みりん添加による方法は、一歩間違えれば水槽が酸欠になり崩壊するリスクがあります。

スキマーが確実に稼働していることを確認してから、添加しましょう。

また、添加量によっては急激に水質が変化する可能性がありますので、少しずつ添加した上、試薬で計測しながら少しづず添加量を増やしましょう。

最後まで「疑問だらけのマリンアクアリウム」を読んで頂きありがとうございました。
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