
どうも。ジョージです。
今日は自作のサイフォン式オーバーフローの使用経過について報告しようと思います。
昨年の10月に書いた記事「ダブルサイフォン式オーバーフローでついに我が水槽も240リットルタンクに!」のとおり、ダブルサイフォン式オーバーフローを自作しました。
使用を始めて3ヶ月程経ちましたので使用感などを報告します。
他のサイトでも多くの方が作成されその感想が書かれていると思いますが、私のなりの使用感について書いて行こうと思います。
※参考にされる場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
Contents
自作・サイフォン式オーバーフローシステムについて
まず、昨年の10月に作成した自作オーバーフローシステムを簡単に説明しておきます。
60センチサブ水槽に自作のフロー管を設置して90センチメイン水槽の濾過槽に連結させおり、総水量240リットルのオーバフローシステムとなっております。
オーバーフロー管はすべてホームセンターで購入した塩ビパイプなどで製作しています。
製作費は3500円くらい(塩ビパイプカッター、ポンプを除く)で、フロー管と濾過槽の連結には、ホースを使用して連結しています。
(この二つの水槽を連結しています。)
作成手順
必要なもの
![]() 【送料無料】 パイプ カッター 切断 ステンレス アルミ 銅 真鍮 塩ビ 断裁 チューブ ◇RA-CT-105
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★所要時間
約1時間
完成したのがこちら。
設置状況
これまでのトラブル
お恥ずかしい話ですが、自作オーバーフローを使い始めてから1ヶ月の間に3回も水槽が溢れさせるという不祥事を起こしてしまいました。
1回目のトラブル
1回目は、自作システムを稼働させてすぐのことです。
水槽からの吸水音(ゴボゴボという音)がうるさかったので、消音のために排水コックを少し閉めて吸水量を減らしました。
排水コックの少し閉めると音もしなくなり、その時は水が溢れることもなく稼働していました。
しかし、数日経ってから少しずつ、水槽の水位が上昇し始め気がつけば溢れていました。
恐らくゴミが少しずつ溜まって排水量より吸水量が上回ってしまったのではないでしょうか。
2回目のトラブル
2回目のトラブルは、起きたら水が溢れておりました。
幸い!?なことにポンプを浅めの位置に設置していたので濾過槽の水が下がったことでポンプが水面に出たので5リットル程の溢れで済みましたが、家族には大迷惑をかけてしまいました。
原因は、死んだ魚が吸い込まれ排水管が詰まりました。
ここから排水口にネットを設置しました。
3回目のトラブル
3回目のトラブルは、サブ水槽から足し水をしていたら、排水ネットにゴミが溜まっていたようで排水力が弱く少し溢れさせてしまいました。
排水口につけたネットには、定期的なメンテナンスが必要です。
解決方法
フロースイッチを確実につけること
フロースイッチとは、水位が上昇するとポンプへの電源を供給を停止するスイッチです。
これを設置することで溢れを防ぐことができます。
通常のオーバーフロー(水槽に穴を開けるタイプ)では起こり得ないトラブルですが、サイフォン式では必ず必要となります。
もしくは溢れてもよい場所に水槽を設置することです(解決なってない)
自作・サイフォン式オーバーフローシステムのメリット・デメリット
メリット
- 水槽に穴を開けることなくオーバーフロー化できること
穴を開けないので水槽を使わなくなった時に別の用途に使用できる(例、海水から水草水槽へ) - 低価格で水槽を連結できること
水量が増えたことで間違いなく水質は安定しています。
水量が増えることは海水水槽にとって最大のメリットです。 - サブ水槽内のヒーター等が不要になり水槽がすっきりする。
機材の大半を濾過槽に納めることできますし、メイン水槽と共有することもできます。
ヒーターやクーラー、スキマーも1台で済ますことができます。(節約になるかどうかは不明)
デメリット
- 水槽が溢れる可能性があること
最大のデメリットです。
吸い込み音が大きいこと
これは吸い込み口に工夫を加えることで軽減させることができます。 - ウールボックス付近の塩だれが増えたこと
こまめに手入れをするか、排水ホースの先を工夫することで軽減できる - 水の蒸発が早いこと
水面が複数(我が家の場合はメイン水槽、サブ水槽、濾過槽)があるため、飼育水の蒸発が早く気がつけばポンプが空気を噛んでいる。 - 見た目が良くないこと
塩ビパイプが剥き出しの状態なので、統一感を出したい場合などは不向き
まとめ
自作のダブルサイフォン式オーバーフローですが、水槽に穴を開けるオーバーフローに比べるとリスクが大きいシステムとなります。
ですから、マンションや自宅の2回など水漏れができない場所に水槽を設置されている場合はおすすめできません。
しかし、そのリスクを覚悟の上で使用される場合は、何より低価格でオーバーフロー化できますのでおすすめのシステムと言えるでしょう。
最後まで「疑問だらけのマリンアクアリウム」を読んで頂きありがとうございました。
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