卒業

こんにちは。ジョージです。

今年の6月に若狭湾で採取してきたメジナの子供たちなんですが、僅か2か月で体長が4㎝を超えるほど成長しました。

採取してきた時は、1センチ程度で種類の判別すらできない状態だったでサテライトでも飼育できたのですが、今では90cmスリム水槽を狭しと泳ぎまくるようになりました。
(採取直後の記事はこちら

餌も与えたものは何でも食べるお利口さんで、すくすくと成長してしまいました。

4㎝を超える子が15匹くらいいると、さすがに餌代はかかるわ、水は汚すわでこれ以上育てるのには今の環境ではきつくなってきました。

なので、そろそろ我が水槽を卒業させます!




 

(6月 採取直後)

(7月 約1か月飼育)

(8月 卒業時)

背景が赤いのは赤色のバケツに入れた後に撮影したからです。

大きくなったでしょう!?

ということで採取したのと同じ場所に返しに行きます。

前にもアップしている写真ですが、採取場所の写真です。

全く同じ場所に返します。

店で購入した日本に住んでいない個体を海に放すことは生態系を破壊してしまう恐れがありますが、採取したのと同じ場所に返せば生態系への影響は小さいでしょう。

遺伝子的にも問題ないと思います。

心配なのは、人間に育てられた子達が上手く野生に適応できるかどうかですね。

野生で成魚まで成長できるのはごく僅かな個体ですしね。

なんとか上手く生き延びて欲しいものです。

 

採取場所に到着しました。

エアレーション無しのバケツでの移動でしたが、ここまでは無事です。

 

少しずつ海水を足しながら水合わせをします。

 

水合わせが終わった頃合をみてバケツを横に倒すと自ら泳いでいきました。

 

放してやると、その場で固まっていました。

夜ということもあり、あまり泳いで消えていく気配はありません。

水槽の中の温い水流で暮らしていたので、最初は体力的にもしんどいかもね。

荒波の中で鍛えていって貰いたいもんです。

 

このように無事、メジナ達を我が家の水槽から卒業させることができました。

こうやって海に返すことができるのは採取個体の特権ですね。

大型魚を幼魚期だけ飼育して、大きくなったら海に返すという飼い方もありだと思います。

現に漁師さんだって繁殖させた魚を放流してますしね。

ショップで買ってきた個体は、最後まで飼ってあげましょうね。

 

今日も最後まで「疑問だらけのマリンアクアリウム」を読んで頂きありがとうございました。
メジナを放流後、夜間採取をしましたので、次の記事で報告します。
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